喰われる | お願い、外に吐き出して

喰われる

夜寝ていたら、太ももをさわさわと撫でられ、目が覚めました。

寝ているときに触ったりされるの大嫌いなんですよ。

(あ、くっつくのは冬限定で大好きです。)



で、むわっ!っとした、目覚めを妨害されたようなちりちりとした怒りが湧いて、その触った相手を睨み付けひとこと言おうと思ったら。



相手、寝てんの。

凄く珍しいことで、一緒に過ごすなかで寝ぼけや寝言をまだ一度しか聞いたことないんですよ。
(その寝言は手を高々と挙げ、「ナンバァワ~ン…」といったこと。かなり衝撃的でした。)

目なんか冴えちゃってよくよく観察してみたら、手が、わさわさ何かを探すように動いてるんだよね。

じっとしていたら、手はまた太ももに辿り着き、なでなで。なでなで…。



ちょっと、あなたキモイ…。あまりにもうつろな撫でかたされてサブイボ。

たまらず動こうとすると、



ぐわしっ!って掴まれ、





「うまそぉ…」





と寝言が…。













…私は色気より食い気が勝る白ブタです。